三島由紀夫最後の戯曲「ライ王のテラス」が上演決定!

2016年3月、三島由紀夫の最後の戯曲「ライ王のテラス」が豪華キャスト陣で上演されることが決定しました。これまでほとんど上演されたことのない作品を、世界でも活躍する宮本亜門がどのように演出するのか、非常に興味深い舞台がやってきます。

2016年3月、三島由紀夫の最後の戯曲として名を残す「ライ王のテラス」が豪華キャスト陣で上演されることが決定しました。

これまでほとんど上演されたことのない作品を、世界でも活躍する宮本亜門がどのように演出するのか、非常に興味深い舞台がやってきます。

三島由紀夫のライ王のテラスとは

ライ王のテラスは、三島由紀夫が1970年に亡くなる前年、1969年に発表した3幕からなる戯曲です。

ライ病に冒されたカンボジアの王・ジャヤーヴァルマン7世が、アンコール・トムを造営しバイヨン寺院を建設してゆく雄大なロマンを、月の王朝の衰亡を背景に描いた物語です。

王の体が病で衰えていくのと対照的に観世音菩薩が完成していく様子を王の精神と肉体との対比で描かれている作品で、とても三島由紀夫らしい作品として評価されています。

アンコールトムとは大きな都を意味するそうです。

ライ王のテラスが上演されたのは過去3度だけ。帝国劇場で北大路欣也が王を演じた1969年の初演と、再演、それと1998年に千葉を拠点に活動する劇団「三条会」が演じただけでした。

初演から47年、最後の上演から18年経った2016年に上演されるということで、注目の作品となっています。

2016年版ライ王のテラス 演出の宮本亜門

今回のライ王のテラスを演出するのは宮本亜門。ミュージカル、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎など、ジャンルを越え多くの舞台を演出してきたベテラン演出家。

ブロードウェイで東洋人初としてミュージカルの演出を行い、トニー賞にノミネートされた経歴を持つ演出家ですが、三島作品は2011年のKAAT 神奈川芸術劇場のこけら落とし公演で上演した「金閣寺」以来、2作品目となります。

ダンサーや振り付け師の経験を経て1987年、29歳で演出家デビューを飾りました。

以来国内に留まらず世界で活躍する演出家として名を馳せています。

今回の「ライ王のテラス」は作品の舞台となるカンボジアの伝統舞踊・音楽を継承する方々を招き共同制作する国際プロジェクトです。

「ライ王のテラス」はかねてから宮本亜門が上演を熱望していたという作品。いまから開幕が待ち遠しくありますね。

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