劇団四季ライオンキングは記録的ロングランを続けるのか?人気の理由を徹底解説

劇団四季をよく見る、という話をすると必ずと言っていいほど「ライオンキングの?」と聞き返されるほど、劇団四季 ライオンキングの名前は演劇に縁遠い方にまで浸透しています。劇団四季とイコールとなっているようにも感じられるほどですが、果たしてその人気の理由はなんでしょうか。劇団四季 ライオンキングの知られ方にはやはりその公演年数が関係しているともいえそうです。今回は大変多くの人に知られ、そして記録的ロングランを続けている劇団四季 ライオンキングの人気の理由をあますところなくご紹介!

【演劇をあまり知らない人でも知っている劇団四季 ライオンキング、その確かな人気の理由をまとめて紹介!】

劇団四季をよく見る、という話をすると必ずと言っていいほど「ライオンキングの?」と聞き返されるほどの有名ミュージカル、劇団四季 ライオンキング。もはや劇団四季とイコールとなっているほどの代表作です。

ライオンキングが劇団四季の代表作となった所以、人気の理由には、やはりその公演年数も大きく関係しているでしょう。日本がほこるミュージカル劇団四季 ライオンキングは、これまでに観客動員数1,000万人をゆうに超え、東京・大阪だけでなく名古屋・福岡・札幌などでも上演されてきました。

それぞれ上演回数が多いにも関わらず、連日多くの観客が劇場に足を運び、席も争奪戦。その人気は衰えを知りません。なぜ「劇団四季 ライオンキング」は長く人気を維持できているのでしょうか?

今回はその人気の理由を、さまざまな角度からご紹介します。

【劇団四季 ライオンキング記録的ロングラン伝説の始まり…劇団四季劇場「春」での初演】

劇団四季がライオンキングの初演を行ったのは1998年のこと。1997年のブロードウェイ初演の翌年、世界2番目の公演地となりました。

シンバの王国プライドランドの象徴とも言えるプライドロック。劇団四季の春劇場には奈落に十分な高さがあったため、これはブロードウェイでも使用できなかった本来予定されていた形のプライドロックが制作され、使用されています。

今では他の追随を許さない圧倒的ロングランとなっている劇団四季 ライオンキングの東京公演には、この大型プライドロックにも人気の理由がありそうですね。

一方で地方公演では、奈落がなくても対応できるように袖から出し入れのできるプライドロックが使用されています。プライドロックはプライドランドを象徴する大きな岩。王国の権力を示す意味があるプライドロックの高さはなんと4メートル。非常に大きな存在であることがわかります。

【初心者もリピーターも変わらず感動できる劇団四季ライオンキング】

劇団四季ライオンキングは公演回数が1万回を超えていますが、長く親しまれている人気の理由としてはまず、リピーターも初心者も楽しめる魅力満載の作品であるからということが言えるでしょう。

初観劇の人が「引き込まれて思った以上にハマる」とコメントし、数十回観劇しているという人も「いつも感動でウルウルしてしまう」と感想を述べています。また小学校低学年くらいの男の子が観劇後にキリッとした表情になっているなど、観ることで大切なことを学び成長できる舞台でもあるようです。

そんな舞台の感動を演出しているのは歌が上手いキャストたちによる素晴らしい歌唱。それは初観劇という人からも「歌を聞いて鳥肌が立った」「生歌とは思えないほど整っており、テープかと疑うほど」といった声が聞かれるなどレベルの高さが伺えるものでした。

「ライオンキング」は初観劇の人に強烈なインパクトを残し、何度見ても感動を味わえる名作舞台であると言えるのではないでしょうか。

劇団四季 ライオンキングは、ロングランだからこその楽しみ方がある!

劇団四季のライオンキングは前述のように、観客動員数が1,000万人を大きく超えています。そのため変わった視点でこの作品を観ている人も少なくありません。そんなベテラン勢がオススメする「ライオンキング」の楽しみ方をご紹介します。

まずは「アニメ版ライオンキングを見ない」という方法。本作がアニメ版のストーリーを踏襲している部分も多いため、初めて観劇する人はあえて、知識のない真っ白な状態で観るのもおすすめ、と多くのベテラン観劇者が語っています。

一方でもちろん、アニメ版を知っている人には「アニメ版のあのシーンは演劇でどう再現されているのだろう」というお楽しみがあるでしょう。それぞれの方に違った楽しみ方があるのが、劇団四季 ライオンキングの人気の理由のひとつです。

また、これは努力と運が必要になってきますが、最前列で観るというのもひとつの方法。大人気の演目なので非常に難しいことではありますが、劇団四季 ライオンキングの迫力は一度最前席で体感してみたいもの。

キャストの気持ちがこもった演技や歌を間近で感じることができ、感動も桁違いだといいます。キャストと目が合うという嬉しい瞬間も。一度は体験してみたいですよね。ロングラン公演なら、いつかは体験できるのではないでしょうか。

このように自分なりの視点で楽しみ方を考えるのも、ロングラン公演の「劇団四季 ライオンキング」をさらに楽しむひとつの方法です。人気の理由まとめは、まだまだ序盤。どんどんご紹介していきます。

【劇団四季ライオンキングは、細部に玄人を唸らせるクオリティが光る】

劇団四季 ライオンキングが多くの人の支持を得ている、その人気の理由のひとつは、数々の舞台を観てきた目の肥えた観客を満足させることが出来ているからです。目の肥えたベテラン四季ファンたちや一流のエンターテイナーたちが、「ライオンキング」を観て

  • 光・影・役者を活かして自然にシーンを変える
  • 豪華なセットを使った観客の視線誘導の上手さ
  • セリを有効活用しステージを広く奥行きがあるように見せる

という部分などに関して「舞台演出の勉強になる」と、高評価していることからも頷けます。細部にも力を入れ、玄人を唸らせることが出来ているのも「ライオンキング」の魅力なのです。だんだんと見慣れてきたら、こうした細部にも注目してみてくださいね。

【劇団四季ライオンキングはファミリーでの観劇にもうってつけ!】

劇団四季ライオンキングは、サバンナの動物たちの王国の王「ムファサ」から生まれた子ライオン「シンバ」が主人公。

彼らの親子愛と、シンバの成長、王となるまでの過程での苦悩や葛藤を中心に、最終的に彼が王となるまでが描かれます。ですからこれからの未来を夢見る子供の観客の視点からも、そしてそれを見守る親の視点からも感情移入することができるのです。

様々な感情を織り込みながらもストーリーはとても分かりやすく、映画本編を見たことがない人も楽しむことができるというのがまた、人気の理由のひとつといえそうですね。

また、マスクやパペットを使ってのキリンや鳥などの動物たちのまるでマジックのような巧みな動きに感動できたり、アフリカの広大なサバンナを思わせる舞台装置や照明の効果もあったりと、お子さんの初めてのミュージカルにもピッタリ。こんな理由から、親子観劇の割合は年々増えていっているのです。

劇団四季ライオンキングは若い世代だけでなく、親世代をも泣かせるストーリー

劇団四季ライオンキングは動物たちの王国のひとり息子、主人公シンバの幼少期からの成長を追う物語としてその重厚なストーリーが人気の理由のひとつ。しかし視点を変えてみれば、シンバを見守る父ムファサの物語ともいえることがわかります。

ムファサは王位を狙う弟のスカーの策略によって、命を落とし、彼が死んだのは自分のせいだと信じ込んだシンバは故郷であるプライドランドから旅立つことになります。

そして父ムファサはあの世にいってからもなお、息子に正しい指針をしめすため、シンバのまえに幻影となって何度も現れるのです。

これらのシーンは子を持つ親にとっては、「自分がいなくなったら子どもはどう行動してくれるだろう」「いつまでも見守りたい」というような感慨が湧いてしまうのではないでしょうか。

劇団四季ライオンキング、子供だった世代が親になってわかる名曲「サークルオブライフ」

シンバが自分の運命から逃げ出して仲間と出会う場面は、モラトリアム(大人になるために乗りこえるべき葛藤のなかの出来事)ととらえることもできます。不幸な出来事によって彼は尊敬する父親を失ってしまいます。

それは時は早すぎましたが、彼がいずれは受け入れなければならない王位継承の儀式のひとつ。死んでなおシンバの中で、運命から逃げずに闘うよう示すムファサに感情移入してしまいますが、世界は新しい生命へのバトンタッチで成り立つという名曲「サークル・オブ・ライフ」の意味が本当にわかるのは大人になってからなのかもしれません。

「久しぶりに見たら、若い頃に見たときとは違う感動が!」と思わず驚かせてくれるのも、劇団四季ライオンキングの人気の理由です。

ロングラン公演だからこその、世代を超えて劇団四季ライオンキングを観劇できる幸せ

1998年からのロングラン公演にも関わらず賑わいはいまだとどまらず、リピーターと新しい世代のファンが生まれることで支えられている劇団四季によるディズニーミュージカル「劇団四季 ライオンキング」。

ライオンキングを観劇するということはいつもの生活から飛び出した非日常ではすでになく、いつもの日常に溶け込んだごく当たり前の家族の娯楽となっています。

それは劇団四季 ライオンキングだけにとどまらず、映画を知っている人も知らないひとも楽しめるようになったディズニーミュージカル全般にいえます。

そんな常に時代の一歩先を行くエンターティメント「ディズニーミュージカル」、それを代表するライオンキングを初演の頃に子供だった世代が、今度は大人になりそして新しい家族と新たな感動で鑑賞する……そんな文化が日本でも浸透しているのかもしれませんね。

ここからはさらに劇団四季ライオンキングの、実際の公演に注目して「人気の理由」をお届けします。

【劇団四季 ライオンキングと子役】

ライオンキングと言えば、子役の活躍にも注目です。記録的ロングランの劇団四季 ライオンキングですが、その長い歴史には多くの子役が出演してきました。というのも、ライオンキングは主人公であるシンバと、その幼なじみのナラの子ども時代から物語が始まると言うこともあり、シンバ役、ナラ役と共に子役が出演しています。

ライオンキングではシンバ役、ナラ役ともに非常に重要であり、頻繁にオーディションが行われています。シンバは声変わり、ナラは身長制限が卒業の条件とも言われていますが、公演10,000回を記念して放送のあったニコニコ動画の「ニコ生」ではこれまでの子役の人数は199人と言われていました。非常に多くの子どもたちが出演し、卒業していくライオンキングですが、その後劇団四季の俳優として再度劇団に入団することもあります。

アラジンにアンサンブルとして出演の笠松哲朗さんや、ライオンキングに出演の伊藤綾祐さん、山本道さんなど、ヤングシンバ経験者が大人になってから劇団四季の他の役で大活躍するケースが多くあります。

また、アラジンのアラジン役としても知られる海宝直人さんも、過去にはヤングシンバとして出演していた経験があるなど、その活躍は他方に渡っています。これからも多くの若手がライオンキングの子役から登場するのではないでしょうか?

そんな、さまざまな出演陣の世代交代を楽しめるのもまた、劇団四季 ライオンキングの人気の理由なのです!

【劇団四季 ライオンキング 人気の理由 パペットは浄瑠璃がネタ元だった!】

(出典:photoACより)

ライオンキングと聞いてなにを思い浮かべますか?やはり印象に残るのはサバンナを闊歩する、存在感が見事な動物たちではないでしょうか。

シンバやナラはあえてライオンの顔のマスクをつけているという演出で観客の感情移入ができやすくなっていますが、造りの面で見事なのはそれ以外の動物たち。シマウマやチーター、キリン、ゾウ…舞台上に現れるだけでインパクトのある動物たちのパペットは、なんと日本の浄瑠璃(じょうるり)の発想をもとに作られたといわれています。

演じる俳優はそれぞれの担当する動物の実際の動作をビデオなどで研究し、演じるその動きはとても自然で滑らかです。頭を動かすとパペットの頭も動き、一心同体となって動く姿は見事です。特にチーターやシマウマはその動きが顕著なので、ぜひ注目してみてください!

【劇団四季 ライオンキングを盛り上げるパーカッション】

劇団四季 ライオンキングの人気の理由は、その劇場の下手(しもて)で作品を支えつづける「効果音の演奏者」にもあります。

劇場にはいると目に入る舞台上手、下手に設置されたたくさんの楽器たち。その多くの楽器を使用し、上演中二人のパーカッショニストが物語を盛り上げる効果音やリズムを奏でます。下手ブロックや上手ブロックに着席するとパーカッションエリアが近いこともありどんな楽器がそのシーンごとに音を奏でているか気づくことができます。

何度も観る度に発見があることが舞台の楽しさ。舞台上だけでなく、ミュージカルの大事な要素である音楽にも注目してみませんか?

【劇団四季 ライオンキングの観劇記念におみやげはいかが?】

劇団四季 ライオンキングの売店には非常に多くのグッズが並んでいます。タオルやTシャツなど定番はもちろん、ストラップやシール、クリアファイルなど、使いやすいアイテムがたくさんあります。ぬいぐるみも人気で、シンバ、ナラ、スカー、ザズ、ティモン、プンバァなど、メインキャラクターのものがひととおり揃っています。

ライオンキングはサバンナを舞台としていることもあり、劇中にもアフリカの民族衣装や、デザインが使用されていてとても彩り豊かな作品です。作中にも使用されているカラフルなデザインは、グッズにも反映されていて明るい色合いのかわいいものが多く、それも人気の理由です。

【劇団四季 ライオンキングの人気の理由 公演ごとのキャストの違いを楽しむ!】

1998年初演時のオリジナルキャストであった早川正さんや下村尊則さん、坂元健児さん、濱田めぐみさんらに始まり、これまでに劇団四季 ライオンキングにはとても多くの役者陣が出演しています。

このロングラン中、「今回はこんな役者がシンバを演じているのか」と、立ち姿や演じ方の違いを楽しんでいる方も数多くいらっしゃるでしょう。

そして同じ1年の間だけでも、公演場所やその回によってさまざまな役者さんが劇団四季 ライオンキングで役を演じています。一例として、2016年の本作でのキャストを何人かご紹介します。

劇団四季 ライオンキング キャストピックアップ

ラフィキ役

金原美喜さん、久居史子さん、青山弥生、平田曜子さん、遠藤珠生さん、福井麻起子さんなど

スカー役

池田英治さん、野中万寿夫さん、韓 盛治さん、本城裕二さんなど

ナラ役

小松加奈さん、辻 茜さん、谷原志音さん、町 真理子さんなど

このように、とても多くの役者さんたちが同役を演じる劇団四季 ライオンキング。「今回は、前回と違うこの役者さんのときに行ってみよう」と役者さんごとの違いを楽しめるのも、本作がロングランとなっている人気の理由なのかもしれません。

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(出典:イラストACより)

その奥深い物語、ロングランだからこその楽しみ方、演者さんごとの違い、それから劇場で販売されている思わずコンプリートしたくなるグッズまで…劇団四季 ライオンキングにはさまざまな人気の理由がありました。

もちろん、ここにご紹介した人気の理由は、劇団四季 ライオンキングが記録的ロングランを続けている理由のほんの一部でしかありません。ぜひあなたも劇団四季 ライオンキングへ何度も訪れて、あなたなりの「人気の理由」を見つけだしてください!

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