劇団四季「ライオンキング」の地方公演が楽しい理由とは?

前人未到の通算10,000回を記録した劇団四季「ライオンキング」。 2時間を超える大作ミュージカルを二ヶ所で同時に公演できる力が劇団四季にあることが、そもそもすごいこと。ライオンキングの地方公演は、地方ならではの楽しみにあふれているんです!

【17年間連続の無期限ロングラン公演中の劇団四季「ライオンキング」】

最初に「ライオンキング」が上演されたのは1997年、ブロードウェイ。上演が開始するとともに、空前の大ブームを引き起こし、翌年の1998年には、演劇界で名誉あるトニー賞の中でも、最も優秀な作品に贈られる最優秀ミュージカル賞を受賞し、その後も様々な賞を総なめしている作品「ライオンキング」

劇団四季はその「ライオンキング」を上演し、前人未到の通算10,000回を記録しています。そして、17年間連続の無期限ロングラン公演中の劇団四季「ライオンキング」は、2017年、日本上陸18周年を迎えます。その記録を作り上げたのは、東京公演を行いながら、同時に別の地域で公演を行ってきたことにあります。

過去に大阪、福岡、名古屋、韓国、北海道と公演を重ね、現在は東京公演の真っ最中。そして、2017年3月からは再び北海道での上演が控えています。2時間を超える大作ミュージカルを二ヶ所で同時に公演できる力が劇団四季にあることが、そもそもすごいこと。そんなライオンキングを楽しむための方法をご紹介します。

【劇団四季「ライオンキング」といえば「心配ないさ」?】

「心配ないさ」でお馴染みの「ハクナマタタ」。

有名な曲を聴くことができるのも、劇団四季を楽しむための大事な要素ですよね。スワヒリ語で心配ない、どうにかなるさ、という意味の単語です。

この言葉は、劇中で幼いシンバが父ムファサの治めていた王国「プライドランド」を叔父であるスカーに追い出されてしまいたどり着くジャングルで出会った二人組、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァが落ち込むシンバを励ましてくれる時に教えてくれる言葉です。

シンバが落ち込んでいる理由はもうすでに起きてしまったことだから、どうしようもない、だから過去に背を向けてくよくよせずに行こう、というとても前向きなメッセージが込められたシーンで、一幕最後の見せ場となっています。

劇団四季「ライオンキング」を楽しむための地方公演!方言で話す「ハクナマタタ」!

さてこのハクナマタタのシーンですが、シンバがプライドランドからずっと離れて、遠くのジャングルに来てしまったというシーン。

シンバが一人で遠くまで来た、ということを表すため、ティモンとプンバァには話す言葉に訛りがあることが決められています。ブロードウェイのオリジナル公演ではブロンクス訛りと設定があり、シンバの話す英語とは違う話し方をします。日本でももちろんその仕組みは生かされており、東京ではティモンは江戸弁、べらんめぇ口調で話すので少し気性が荒く見えます。

東京ももちろん面白いのですが、実は東京以外の公演がとても楽しいのです。これまで公演された地方ではすべてティモン・プンバァのセリフに変更が加えられており、各々出身俳優が意見を出し合い、地元訛りのセリフに”翻訳”しています。

この各地の地方公演でしか聞くことのできない訛りセリフが、ライオンキングを思う存分楽しむための大きな要素となっているのです。劇団四季の俳優が地元の言葉を喋ってくれるなんて嬉しいですよね。2017年3月から始まる北海道公演でも、北海道訛りのセリフに期待です!

劇団四季ライオンキングを楽しむための「ハクナマタタ」の方言は、日々ブラッシュアップされる!

2011年3月から2012年9月まで行われていた札幌公演のティモンとプンバァは北海道出身の俳優が1年半ほど続いた全公演を演じ見事な北海道弁に劇場は盛り上がっていました。

そして、2回目の大阪公演ではセリフはまた新しく考えなおされ、より自然な関西弁でのやりとりがおかしみを誘いました。最近では、自然な方言を使用するため、その地方出身の俳優がティモンやプンバァを演じることが多く、2017年3月に開幕される北海道公演も、道産子の出演が期待されます。

地元の公演に地元出身の俳優が出演しているとつい応援したくなります。劇団四季は出演するキャストが発表されるのは公演の直前なのでまだ誰が出演するかはわかりませんが、是非チェックしてみてください。

地元のお店めぐりで身につけた!?劇団四季「ライオンキング」の方言セリフ

劇団四季のミュージカル「ライオンキング」では1万回を超える公演の中で、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌といった各地域の主要都市で上演されてきました。日本で劇団四季が「ライオンキング」の上演が始まった初期の頃は、この有名な訛りセリフは用いられていませんでした。

しかし、その中で初期からティモンを演じ続けてきた中嶋徹は、「各地域のお客さんに作品を身近に感じて欲しい」とセリフに方言を入れてきたといいます。そして舞台で行うにあたり、公演中は毎晩のように地元の人が集まるお店で食事をし、その地方の言葉を自分の中に染み込ませたそうです。

もしかすると、次の北海道公演でも、劇団四季のキャストが地元のお店で食事をしているところに遭遇できるかも!?

【劇団四季「ライオンキング」を楽しむための方法!出演者の年齢を感じる】

劇団四季のミュージカル「ライオンキング」は日本国内で、17年間にわたり上演が行われてきた舞台です。

そのため10年以上同じ役を続けている俳優もいます。公演初日からティモン役を続けている中嶋徹もその一人。彼は「年齢とともに毎日のようにコンディションが変わってくる」という変化を感じながら、舞台をベストな状態で迎えるため体調管理に気を使っているといいます。

またキャリアを重ねても「これで良い」と思わず、常に新しい魅力を出し続けるよう心がけているのだとか。「ライオンキング」を見続けているファンにとっては、このように年齢やキャリアを重ねて円熟味が増した俳優の演技に注目するのも楽しむための方法の一つです。良いでしょう。

また、シンバ役の子役が成長して青年役を演じるようになるといったケースも、ロングラン作品ならではです。

より年月を感じる事ができるサウンドトラックCDを聴くことも楽しむためのコツ!

劇団四季のミュージカル「ライオンキング」は17年間もの間、計1万回以上上演されてきた舞台です。

そのため何度も劇場で観たというファンの方もいるかと思います。成長を重ねてきた舞台でもあるため、以前観たときと今回では違うと思えるポイントも多いはずです。そのような差を感じることも「ライオンキング」を楽しむための方法のひとつ。

「ライオンキング」のCDは1999年と2011年に発売されたものがあり、収録されている歌を聴くことで当時の舞台を想像することができると思います。また現在ではユーチューブなどの動画の中で、過去の公演を流しているものもあります。そのためこのようなものを見聞きした後に劇場を訪れ、以前と今の「ライオンキング」を比べてみるのも良いのではないでしょうか。

【劇団四季「ライオンキング」を楽しむための注目ポイント!パペットたちの精密さ】

劇団四季「ライオンキング」の特徴のひとつは、近くで見ても本物のように見えるほどリアリティのあるパペットを駆使した演技。

人形浄瑠璃を参考に作られたパペットは、人間と連動した滑らかな動きを実現しています。200種類以上の動植物が登場し数種類の動物を掛け持ちするキャストもいるということですが、その操作方法は決して簡単なものではないといいます。

例えばシマウマは脚を左右交互に動かしながら頭を固定、チーターは両手両足を別々に動かすといった難解な動きが必要となります。キャストたちはそんな基本動作を体に覚えこませ、舞台上では本当に生きているような躍動感のある動きをしながら、ときとしてセリフや歌唱まで行っているのです。

そんなことも考えながらキャストの演技を観るのも、「ライオンキング」をより深く楽しむための方法のひとつだと言えます。

【劇団四季を存分に楽しむための「ライオンキング」のカーテンコール】

劇団四季を余すことなく楽しむための大事なポイントは、上演が終わってもすぐに会場を出ない事!劇団四季の特徴のひとつとして挙げられるのは、その回によって若干変化はありますが一回のステージで何回もカーテンコールが行われます。

素晴らしいステージが多いため、いつまでも余韻に浸っていたいという観客たちの鳴り止まない拍手と、期待に応えるために、上演が終わっても何度も舞台に明かりがつき、そして、何度もキャストたちが舞台に上がって礼をします。

劇団四季の公演では感動のあまりずっと拍手が続き、最後には会場全員が立ち上がってスタンディングオベーションが巻き起こることもあります。そして、ミュージカル「ライオンキング」の節目となる公演では特別なカーテンコールが行われてきました。

その1万回公演の際には「早く王様になりたい」「ハクナ・マタタ」などの人気ナンバーがメドレーで披露されるなどファンのリクエストを反映したものとなったといいます。特にキャスト全員で「サークル・オブ・ライフ」を合唱した際は、会場は大きな拍手と歓声に包まれたようです。また観客総数が1,000万人を超えた際は、「通算1,000万人」という看板が吊るされた舞台上で1,000万人目となった観客をステージ上に招待。

キャストが花束を贈呈し記念写真を撮ったということです。このように公演ごとでしか行われないその公演のカーテンコールを堪能することも劇団四季「ライオンキング」をさらに楽しむためのひとつの方法ではないでしょうか。

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【劇団四季「ライオンキング」を楽しむための最も重要で欠かせない事】

(出典:pixabayより)

劇団四季「ライオンキング」を楽しむための方法とポイントをいくつかご紹介しましたが、絶対に忘れてはならない、絶対に抑えておくべきことがあります。劇団四季「ライオンキング」楽しむための最も重要で欠かせない事、それは、チケットを手に入れて、劇場で観るということです。当たり前のことではあるのですが、やはり、舞台は生で観るということに価値があります。劇場に足を運んで、劇場空間を共有することで感じる沢山の事や新たな発見が必ずあります。劇団四季「ライオンキング」現在上演中の東京公演は2017年5月28日まで、北海道公演は2017年3月5日開幕、5月31日まで、どちらも好評発売中です!

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