劇団四季「 リトルマーメイド」の面白さは悪役「ヴィランズ」にこそあった!

2013年4月の開幕から快進撃を続けている劇団四季が送るミュージカル「リトルマーメイド」。有名な童話である人魚姫を題材にしたストーリーと、誰もが一度は耳にしたことのある音楽との舞台での融合が実現、子供から大人まで楽しめる内容となっています。

2013年4月の開幕から快進撃を続けている劇団四季が送るディズニーミュージカル「『リトルマーメイド』」。10月からは、劇団四季の中京圏の新たな拠点として誕生する名古屋四季劇場のオープニング作品として、名古屋公演もスタートします。

東京・名古屋2都市同時上演という体制で臨む、劇団四季きっての人気ミュージカル『リトルマーメイド』ですが、いったいどのようなミュージカルなのでしょうか?

アンデルセンによる有名な童話である人魚姫を題材にしたストーリーと、誰もが一度は耳にしたことのある音楽との舞台での融合。が実現、ディズニーによる長編アニメーション作品を、ブロードウェイおよびヨーロッパでミュージカル化した「リトルマーメイド」は、最新フライング技術を使った斬新かつダイナミックなステージングや、素晴らしい楽曲の数々、衣裳や美術などのクオリティで世界各国で大喝采を浴びているミュージカルです。

本来は哀しい結末の童話をハッピーエンドに変更し、子供から大人まで楽しめる内容となっています。その人気の秘密を「悪役」という視点から考えてみましょう。

「リトルマーメイド」舞台を盛り上げるのはなにより「悪役」たち!

ヒロインが真実の愛や仲間たちとの絆を知り、波乱万丈を経て、ハッピーエンド!というのがディズニーミュージカルのなによりの人気の秘密です。

ミュージカル『リトルマーメイド』でも、人魚アリエルが地上の世界に強く憧れ、恋をし、様々な苦難を乗り越えて幸せをつかむまでが華々しく描かれています。

しかしそんなストーリーを実は陰から支えるキャラクターがいることを忘れていませんか?それがディズニーの悪役たち。

自分の欲望に忠実で主人公たちを追い詰めていくさまは実は共感できそうな部分もあったり?最近ではこの悪役たち「ディズニーヴィランズ」に人気が集まっています。

アースラの迫力が「リトルマーメイド」の見所

「リトルマーメイド」のヴィランズといえば、海底の魔女アースラ。美しい声と引き換えに、アリエルを3日間だけ人間の姿に変えてあげようという契約を持ちかけます。の間に想い人エリックとキスを交わすことができれば、アリエルは一生人間のままでいられますが、それが果たせぬ場合は、アリエルの魂はアースラのものになってしまうのです。

下半身がタコ足になっている白髪のふくよかな女性で、血色の悪さや、ケバケバしいメイクが、見事に悪役感を醸し出しているキャラクターで、舞台登場時のその迫力は泣き出してしまう子供もいるそう。8本の足はそれぞれ別のキャストによって操られ、まるでそれぞれが生きているように変幻自在に動き回る様子は、不気味であり美しくもある独特の迫力を持っています。

表面上は主人公であるアリエルの味方を装い、裏で操ろうとする様子はまさに悪役の名にふさわしいもの。人間になって恋をした王子にまた会いたいと願うアリエルのためにその美声とひきかえにするのは、この取引に勝てると信じているから。

すなわちディズニーストーリーの大きなテーマ「真実の愛」なんてあるわけがないという信念を持っているからなのです。

「リトルマーメイド」悪役アースラの意外?な素性

実は舞台版「『リトルマーメイド』」ではアースラは、アリエルの父である海の王トリトンとは姉弟。つまりアースラはアリエルにとって伯母に当たります。アースラは、自分を王宮から追放した弟トリトンを恨み続けていました。アリエルの恋心を利用して、海の王の力を奪おうと企んだのです。

自分には与えられなかった人気や名声、真実の愛を信じられないアースラ。そんな彼女とアリエルは、影と光のような存在ともいえます。

けれどそれは正直観ている観客のわたしたちにも思い当たるところ。悪役であるアースラの闇が大きければ大きいほど、アリエルとエリックの幸せなラストシーンが輝いてみえてくるのです。

『リトルマーメイド』アースラの見せ場とは?

ミュージカル『リトルマーメイド』の悪役であるアースラは、演技力も歌唱力も存在感もぶっちぎりの大ベテラン女優でないとなかなか演じることができない重要な役です。見ただけで気圧されてしまうような迫力と、ついうっかり口車に乗せられて契約してしまうような妙な説得力を持ち合わせていないといけません。

ミュージカル『リトルマーメイド』でのアースラの歌は、アニメーション映画版にも登場する『不幸せな魂』のほか、ミュージカル化の際に追加された『パパのかわいい天使』などがあります。アースラが自分の過去を述べるという歌詞で(とても恐ろしい内容です)、いずれの曲も圧巻の迫力となっています。

ある意味で、ミュージカル「リトルマーメイド」の中で最大のインパクトを残す役であるアースラ。彼女の邪悪な魅力がなければ、この作品が名作といわれることはなかったでしょう。

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劇団四季「リトルマーメイド」をまだ観たことがないなら

ただ怖くて憎たらしいだけの存在ではとどまらないのがディズニーストーリーにおける悪役の奥深さ。ステージでの独特のタコ足のアクロバティックな動かし方や、クオリティの高い歌声、それに彼女に付き従うウミヘビふたりの驚異のローラースケート技術にも要注目です。ディズニーアニメ版からさらに深みを増したストーリーと、10曲も追加された名曲たちも忘れてはいけません。「見どころしかない」といっても過言ではない、魅力が詰まったミュージカルなのです。劇団四季「『リトルマーメイド』」、大切な人と観劇して日頃忘れている大切な気持ちを思い出してみませんか?チケット情報はチケットキャンプ(チケキャン)で。

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