東京ヤクルトスワローズの最速161キロ男、由規選手の復活の軌跡やプロフィールを紹介!

高校時代に剛速球投手として注目され、プロに入っても最速161キロを記録するなど、球界トップクラスのストレートを武器に活躍していた由規投手。2011年の登板を最後に、投手として絶望的なケガを負ったことで一軍でのマウンドに立てない日々が5年も続きました。そして迎えた2016年に1786日ぶりの勝利を挙げ、東京ヤクルトスワローズの先発投手として復活しました。2017年も先発で活躍を続ける東京ヤクルトスワローズの由規投手のプロフィールや奇跡の復活に迫ります。

奇跡の復活!東京ヤクルトスワローズ由規選手!

(出典:いらすとや

プロ野球2017年シーズンは終盤戦に入り、現在6位と低迷している東京ヤクルトスワローズ。しかし復調の兆しを見せる山田哲人選手や小川泰弘投手の先発復帰など上位浮上の立役者達は揃っています。

そんな東京ヤクルトスワローズ上位への浮上の立役者が由規選手。長い故障から復活し、2017年シーズンも一軍での投球を見せている由規選手は東京ヤクルトスワローズ復活のキーマンと言えそうです。

今回は、昨シーズン大きな故障から奇跡の復活を遂げた東京ヤクルトスワローズの由規選手のプロフィールや成績、復活までの道のりを紹介します!

東京ヤクルトスワローズ由規選手のプロフィール

  • 名前   :由規(よしのり)、(本名:佐藤由規)
  • 出身地  :宮城県仙台市青葉区
  • 経歴   :仙台育英学園高等学校-東京ヤクルトスワローズ
  • 生年月日 :1989年12月5日
  • 身長   :179cm
  • 体重   :80kg
  • 投球・打席:右投左打
  • ポジション:投手
  • 背番号  :11

東京ヤクルトスワローズ由規選手と甲子園

由規選手の本名は佐藤由規。宮城県仙台市出身で、小学校4年生から野球を始めます。小学校時代はリトルリーグの仙台東リーグに所属し全国制覇、のちに世界大会でロシア戦でノーヒットノーランを記録するなど投手として活躍し、早くから投手としての才能の片鱗を見せました。

そして中学時代のシニアリーグ仙台西武を経て仙台育英高校に進学します。

入学当初は仙台育英の部内のレベルの高さに投手を諦めかけ、最初の夏はサードの控えとしてベンチ入り。しかし1年秋の練習試合で投手として急遽登板することになると140キロのストレートを連発し完封勝利。それ以後、投手として成長を重ねていきます。

2年夏には宮城大会決勝で東北高校と引き分け再試合を含む374球を投げ抜き優勝し甲子園出場。甲子園では2年生エースながら先発2試合でどちらも2桁奪三振を奪う躍動を見せ、一躍全国区のドラフト候補の投手として名を上げました。3年春もセンバツ出場を果たし、右手を怪我しながらも自己最速150キロをマークします。

そして3年夏にも甲子園に出場し、甲子園1回戦の智弁和歌山高校との対戦で甲子園歴代最速の155キロを記録して全国の野球ファンを驚かせます。

その後行われた日米親善野球で自己最速をさらに更新する157キロの球速を記録するなど、世代最高の速球派投手としての名をほしいままにし中田翔選手(北海道日本ハムファイターズ)、唐川侑己選手(千葉ロッテマリーンズ)らと並び高校ビッグ3と呼ばれるようになりました。

高校ビッグ3と呼ばれた由規選手は2007年の高校生ドラフト会議では5球団が指名競合する高い評価を受け、ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団しました。また、由規選手の弟である貴規さんも2010年に同じ仙台育英で甲子園に出場、2010年育成ドラフト3位で同じ東京ヤクルトスワローズ指名を受けています。

東京ヤクルトスワローズ由規選手の特徴

最速161キロの剛速球

由規投手の魅力はなんといっても最速161キロのストレートです。プロ野球の投手としては決して高いとは言えない身長から投げる力強い剛速球は相手バッターの度肝を抜いています。

度重なるケガで今現在は160キロを超える投球をすることは難しいかもしれませんが、それでもまだ今シーズンも150キロ台のストレートを投げています!

全盛期からすると衰えてしまったとはいえ、まだまだ力のあるストレートを投げられる由規投手のこれからのピッチングにも期待したいところです。

涙もろく家族思いな性格

由規投手は東京ヤクルトスワローズからドラフト指名を受けた後、涙を流すシーンがありました。由規投手の地元の球団でもある東北楽天ゴールデンイーグルスと相思相愛とも言われていたことから、東京ヤクルトスワローズがそんなに嫌なのかともささやかれましたが、入団するチームが嫌だったわけではありません。

由規投手はこれまで家族の支えもあって野球を続けてこられたことへの感謝や、憧れのプロ野球選手になれることに対する感動などさまざまな感情がうずまき、涙があふれたようです。

ドラフト後に流した涙から一部のメディアでは由規投手の剛速球にかけて、剛球王子(号泣王子)と言われることもありました。

東京ヤクルトスワローズ由規選手の成績と年俸

  • 2008年の成績と年俸

登板数6 投球回29.2 2勝 1敗 防御率4.55 年俸1500万円

  • 2009年の成績と年俸

登板数22 投球回120.0 5勝 10敗 防御率3.50 年俸1700万円

  • 2010年の成績と年俸

登板数25 投球回167.2 12勝 9敗 防御率3.60 年俸2600万円

  • 2011年の成績と年俸

登板数15 投球回100.2 7勝 6敗 防御率2.86 年俸5200万円

  • 2016年の成績と年俸

登板数5 投球回25.2 2勝 3敗 防御率4.56 年俸1500万円

東京ヤクルトスワローズ由規選手の栄光と挫折

由規選手はプロ入り1年目から頭角を現し、1年目から早くも1軍の試合に登板。2年目からは1軍ローテーションに定着して2年目には5勝(10敗)、3年目には2桁勝利となる12勝(9敗)、4年目には7勝(6敗)と順調に勝ち星を重ね球界でも屈指の剛球投手として活躍していきます。

また、2桁勝利を挙げた2010年には歴代日本人最速となる161キロを記録。150キロを超えるノビのある速球で打者から三振の山を築く投球スタイルは多くの野球ファンを魅了しました。しかし2011年秋頃から右肩腱板損傷の怪我が判明し、ここから苦難の日々が続きます。

2012年には肩の故障などで1軍登板はなく、2013年には右肩のクリーニング手術を受けます。2014年・2015年はリハビリを重ねながらイースタンの試合に登板。2014年6月では155キロをマークするなど何度か復活の兆しを見せましたが、度々の肩の違和感や怪我でなかなか復活できずにいました。

そして2012年から1度も1軍登板がなかったこともあり、2015年での契約更改では育成選手となり、背番号も3桁の121になります。

そして育成選手として背水の陣で迎えた2016年シーズン。イースタン9試合で防御率3点台後半と好投を見せたことで7月5日には念願の支配下登録選手復活を果たします。

東京ヤクルトスワローズ由規選手、涙の復活劇

支配下登録復帰を果たした由規選手は2016年7月9日の中日ドラゴンズ戦で先発投手として1軍公式戦に5年ぶりに復帰。5回6失点と黒星を喫しますが、久しぶりの由規投手の一軍での登板に注目は集まりました。

由規投手は試合後「復帰したけど、復活したという意味ではまだまだ。5年半投げていない。勝って認めてもらえるように、信頼してもらえるようにしたい」と話していました。

そしてついに2度目の登板となる7月24日の中日戦で復活を果たします!

ナゴヤドームで行われた7月24日対中日ドラゴンズ戦で先発登板した由規投手は、5四球と制球に苦しんだものの要所を締める粘り強いピッチングで、5回1/3を投げ2失点に抑え、1786日ぶりとなる白星を手にしました!

ヒーローインタビューでは涙をこらえ質問に答えていた由規投手でしたが、試合後ベンチ裏で、球場で観戦していた両親と会った由規投手は「この5年間は、いい思いをさせられなかった。やっと勝ったところを見せられた」と涙をぬぐっていました。

由規投手のお母さんは「長かったです。私たちには弱音を吐かない子で。ちょっと落ち込んでいるなと感じで、顔色を見ないといけないと思い、新幹線で仙台から出てきたこともありました」と長い5年間のリハビリ生活中の出来事を振り返っていました。

由規投手の父は「闘争心が見えた。メークヒストリー。努力をすれば勝てる。今日は勝ちにこだわった投球をしていた。由規のセカンドステージの1勝です」とこの日の投球を称え、これからの活躍に期待していました。

由規投手自身はこの日の投球について「5年前みたいな力で押す投球ではないが、とにかく今は一生懸命投げている」と語りました。

由規投手はファンへの感謝の気持ちも強く、ケガのリハビリ中にファンから四葉のクローバーをもらったことがあったそうです。その四葉のクローバーをいつもバッグや自宅に保管して復活を願っていたそうです。

2015年のオフには自身が使用しているグラブや練習着の左袖に四葉のクローバーを入れ、ファンの想いも乗せてこれまで練習してきたそうです。由規投手は周りのすべての人に感謝しながら、この日奇跡の復活を果たしました!

由規投手は2016シーズン、首位広島東洋カープ相手に6回無失点で2勝目を挙げるなど、一軍5試合に登板し2勝3敗とまずまずの成績でシーズンを終え、来季に向けて希望を繋げました!

2017シーズンは由規投手の力が戻りつつある

そして迎えた2017年シーズンの5月17日の読売ジャイアンツ戦、由規選手は7回無失点の快投を見せ今シーズン初勝利。球速も最速152キロを記録するなど全盛期を思わせる投球で、帰ってきたエースの熱投は多くの東京ヤクルトスワローズファンの心を熱くしました。

由規選手はその後、6月14日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でも7回1失点で勝利するなど昨シーズン以上の出来で安定した投球を見せています。

7月22日の対阪神タイガース戦では5回を投げ2失点で3勝目をマークしました。今シーズンの成績は9月8日現在までで、3勝4敗、防御率4.38と先発ローテーションとしては物足りない成績ではあるものの、徐々に由規投手の本来の力が戻りつつあります。

由規選手の復活にはダルビッシュ有投手(レンジャーズ)が貢献したとも言われています。由規投手の兄の史規さんは高校時代にダルビッシュ有投手の球を控え捕手として受けていたという、つながりもあり、由規選手と自主トレをしたり、トレーニング方法などをアドバイスしたりと度々気にかけていました。

こうした一流投手同士の交流も由規選手の復活の要因となったと言えるでしょう。

東京ヤクルトスワローズ由規選手を応援しよう!

今回は昨シーズン奇跡の復活を果たし、今シーズンも活躍を続ける由規投手を紹介しました!

由規選手は大きな怪我を経験し、一時期は育成契約になり野球人生の窮地に立たされるも見事な復活を遂げ、再び輝きを見せてくれています。

チームは現在セ・リーグ最下位と苦しんでいますが、残りわずかとなった2017年の東京ヤクルトスワローズの試合では由規投手のさらなる好投に注目です。

復活を遂げた由規選手が再び東京ヤクルトスワローズのエースとなり、チームの全盛期を築いてくれること期待し、ファンは応援していきましょう!

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