埼玉西武ライオンズの伝説!野武士軍団と呼ばれたライオンズを築いた選手を紹介!

埼玉西武ライオンズの栄光ある歴史を語る上でプロ野球黎明期の西鉄ライオンズを欠かすことはできません。2017年シーズンも開幕し、開幕カード勝ち越しと9年ぶりの優勝を期待される埼玉西武ライオンズの中でも稲尾和久や中西太などを擁した野武士軍団、西鉄ライオンズについて今回は紹介させていただきます。

西武ライオンズの伝説!野武士軍団と呼ばれた西鉄ライオンズ


1950年代、南海ホークスと西鉄ライオンズは熾烈な首位争いをよく演じていました。

1951年、1952年、1953年、1955年、1959年は南海ホークスが優勝し、1954年、1956年、1957年、1958年は西鉄ライオンズが優勝するというまさに2強の状態でした。

そんな強豪であった埼玉西武ライオンズの前身、西鉄ライオンズについて今回も紹介します!

西武ライオンズの伝説!野武士軍団を築いた選手たち


西鉄ライオンズは野武士軍団と呼ばれていました。そんな野武士軍団と呼ばれていた西鉄ライオンズのオーダーは以下のようになっていました。

打順 ポジション 名前
1 高倉 照幸
2 豊田 泰光
3 中西 太
4 大下 弘
5 関口 清治
6 河野 昭修
7 仰木 彬
8 和田 博実
9 稲尾 和久

勿論、投手には川崎徳次投手や若生忠男投手など、他にも優秀な投手は居ますが、こちらが野武士軍団と呼ばれた西鉄ライオンズのオーダーです。

野武士軍団と呼ばれた選手たちは特徴のある選手が多かったですが、今回はこの中から豊田泰光選手、仰木彬選手、高倉照幸選手、川崎徳次投手について紹介します。

西武ライオンズの伝説!野武士軍団の切り込み隊長高倉照幸


西鉄ライオンズの切り込み隊長はこの高倉照幸選手でした。そんな切り込み隊長高倉照幸選手の西鉄ライオンズ時代の成績をご覧ください。

年度 打率 安打数 打点 本塁打 盗塁
1953 .188 3 0 0 0
1954 .255 65 16 3 5
1955 .276 118 71 17 33
1956 .259 112 58 9 35
1957 .279 115 39 11 17
1958 .276 85 30 5 15
1959 .304 132 34 5 17
1960 .230 55 24 3 3
1961 .301 146 37 15 18
1962 .294 148 51 12 10
1963 .254 142 62 27 12
1964 .317 138 61 16 2
1965 .266 76 31 9 1
1966 .279 111 36 11 7

西鉄ライオンズ時代の獲得タイトル

  • ベストナイン:1959年、1964年、1966年
  • オールスターMVP:1965年

盗塁が多いことが成績から分かります。そして、1番打者でありながら本塁打も多い方であることが分かります。

上記の成績から見ることが出来ないところでは、1963年、先頭打者本塁打を6本放ち、当時の日本タイ記録を保持していました。一発の有る1番打者は核弾頭と呼ばれることもありますが、高倉照幸選手はまさに、核弾頭さながらに1発の多い1番打者であることが分かります。

西武ライオンズの伝説!野武士軍団の超攻撃型2番打者豊田泰光


近年ではヤクルトスワローズが川端慎吾選手を2番に起用し、小技が上手な選手が入る打順、というイメージがあった2番打者に打撃の良い選手を配置する、いわゆる攻撃的2番打者という構想は有名になりました。

ですが、1950年代にすでに西鉄ライオンズによって攻撃型の2番打者という構想は三原脩監督によって実現していたのです。そのとき、2番打者に指名されたのが豊田泰光選手。

そんな元祖超攻撃型2番打者、豊田泰光選手の西鉄ライオンズ時代の成績をご覧ください

年度 打率 打点 本塁打 盗塁 出塁率
1953 .281 59 27 25 .337
1954 .241 63 18 33 .337
1955 .275 76 23 27 .351
1956 .325 70 12 31 .407
1957 .287 59 18 24 .377
1958 .258 43 13 11 .341
1959 .300 81 17 13 .403
1960 .287 87 23 9 .394
1961 .297 60 16 10 .421
1962 .274 67 23 9 .393

※太字はリーグ最高

西鉄ライオンズ時代の獲得タイトル

  • 新人王:1953年
  • 首位打者:1956年
  • ベストナイン:1956年~1957年、1959年~1962年
  • 日本シリーズMVP:1956年

成績を見ると盗塁が多く、打率に波があるものの、出塁率が安定して高いのが特徴です。本塁打も20本前後を安定して打っていて、20-20を2回達成しています。

新人王も取っていて、新人でのホームラン27本は1986年に西武の清原和博選手が31本の本塁打を放つまで、高卒新人1位記録でした。2017年4月現在、この高卒新人での本塁打27本は2位の記録です。

盗塁もでき、本塁打も多く、出塁率も非常に高い好打者であったことがよく分かるかと思いますが、この好打者豊田泰光を2番におけるということが、西鉄ライオンズの選手がいかに優秀であったかということもあらわしているかと思います。

野武士軍団の守備の要仰木彬


オリックスブルーウェーブの監督として有名な仰木彬監督ですが、現役時代は西鉄ライオンズに在籍していました。

現役時代は、豊田泰光選手と二遊間を守っていて、仰木彬選手は二塁手でした。

仰木彬選手は守備に定評があり、二塁手として西鉄ライオンズの内野を守備の要として支えていました。そんな名手、仰木彬選手の西鉄ライオンズ時代の成績をご覧ください。

年度 打率 打点 本塁打 盗塁 犠打
1954 .216 26 5 15 6
1955 .235 39 15 22 8
1956 .242 33 10 23 17
1957 .256 23 6 4 5
1958 .199 27 2 10 10
1959 .221 31 7 8 14
1960 .267 30 4 8 15
1961 .243 52 9 11 5
1962 .213 21 5 5 18
1963 .192 17 1 5 20
1964 .235 23 5 3 12
1965 .152 2 0 1 3
1966 .214 2 1 1 1
1967 .167 0 0 0 0

※太字はリーグ最高

西鉄ライオンズ時代の獲得タイトル

  • ベストナイン:1960年

仰木彬選手は豊田泰光選手とは逆で、典型的なつなぎ役であることが分かります。

リーグトップを記録することもあるほどに多い犠打数と、2ケタ盗塁を5回など、つなぎ役として仕事をこなしています。しかし、2ケタ本塁打も2回記録するなど、パンチ力もある選手であったことが成績から読み取れます。

他にも、仰木彬選手が1955年に達成した、1試合6安打という記録は72年経った現在もパシフィックリーグ記録として残っています。

仰木彬選手は、西鉄ライオンズ一筋で14年間プロ野球選手として活躍しました。定評のある守備と意外性のあるパンチ力、更につなぎ役として成績を残した仰木彬選手も野武士軍団と呼ばれた西鉄ライオンズを語る上で欠かせない一人の選手であることがよく分かります。

西鉄ライオンズ初代エース川崎徳次


西鉄ライオンズのエースと言えば、鉄腕稲尾和久投手ですが、稲尾和久投手は1956年の入団です。

1956年以前の1954年の西鉄ライオンズ初優勝など、野武士軍団を語る上で欠かせないエースです。そんなエース川崎徳次投手の成績をご覧ください。

年度 勝利数 完封数 防御率 奪三振数 WHIP
1950 12 1 3.43 115 1.21
1951 12 1 2.31 60 1.06
1952 13 4 2.75 90 1.08
1953 24 5 1.98 110 1.07
1954 10 1 2.38 68 1.16
1955 17 3 2.39 88 1.13
1956 2 1 2.33 32 1.27
1957 0 0 1.42 7 1.25

※太字はリーグ最高

西鉄ライオンズ時代の獲得タイトル

  • 最多勝:1953年
  • 最優秀防御率:1953年
  • 最優秀投手:1953年
  • ベストナイン:1953年

WHIPとは、1イニングに平均で何人のランナーを出しているか、という指標で、1.30が平均値と言われていて、1.20で平均以上にランナーを出していない、1.10で優秀と言われています。

西鉄ライオンズ時代8年間のWHIPは1.12と、非常に優秀な投手であることが分かります。更に、規定投球回数到達時の防御率も2点台を4回、1点台も1回記録しています。

奪三振数が少ないことから、打たせて取る投手だったことも分かりますが、ランナーを出さないことと、防御率が優秀なところから、打たせて取る投手の理想形の投手が当時の西鉄ライオンズのエースに居たことが分かります。

野武士軍団を思い出せ!埼玉西武ライオンズ


今回は1950年代に野武士軍団として名を馳せた西鉄ライオンズの高倉照幸選手、豊田泰光選手、仰木彬選手、川崎徳次投手を紹介しました。

野武士軍団と呼ばれた西鉄ライオンズは各選手がそれぞれの役割をしっかりとこなし、1950年代に4度のリーグ優勝、日本シリーズ3連覇を果たしました。そのような輝かしい歴史を持っている埼玉西武ライオンズ。今季はその強い時期のライオンズを思い出して、9年振りの優勝を目指して頑張ってほしいなと思います。

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